
はじめに 先進的窓リノベ2026事業とは?

2050年のカーボンニュートラル実現に向け、家庭部門の省エネを強化するために、住宅省エネ2026キャンペーンの一環として、先進的窓リノベ2026事業が行われます。この事業は既存住宅や特定の建築物を対象とし、高断熱窓やドアへの改修に対して最大100万円の補助金を提供する支援制度です。この補助金は経済成長おようび環境負荷の低減を両立させることを目的としています。
この補助金を活用する事で、消費者にとって、導入費用を軽減し、且つ生活するにあたっての日々のコスト削減および、エネルギーの省力を行う事が可能です。快適さも向上する事で、健康促進にも貢献するとされ、医療コストなどの削減も見込まれています。消費者の皆様にとってどのような、効果、恩恵が受けられるのか、具体的にどのように申請を行い、補助金を受ける事ができるのか、説明致します。
- 先進的窓リノベの概要・対象となる工事
- 最大100万円の大幅な補助が受けられる?
- 家の断熱性能を上がり、暮らしがより快適になる
- 面倒な申請手続きは、プロしかできない?登録事業者からの申請について
- 他の補助金制度との併用は可能?
1.先進的窓リノベの概要・対象となる工事
先進的窓リノベ2026事業は既存住宅のリフォームにおいて、高性能な窓・ドアを設置する事で、家庭での消費エネルギーを削減し、2050年カーボンニュートラル実現に向け、環境省が主体となって行っている ”国の補助金” 制度です。工事は大きく4つに分ける事ができます。
①ガラス交換

ガラス交換では既存のサッシをそのまま使用し、ガラスのみを交換します。2重ガラス(ペアガラス)で空気層を真空にしたものや、トリプルガラスを採用する方が多いです。ただし、既存サッシのスペックが影響するため、アルミサッシでは多くの補助金を受ける事ができませんし、サッシからの熱伝導が大きいため、効果も大きくありません。状況を見て判断が必要です。
| 性能区分 | 特大 (2.0㎡以上) | 大 (1.4㎡以上〜2.0㎡未満) | 中 (0.8㎡以上〜1.4㎡未満) | 小 (0.1㎡以上〜0.8㎡未満) |
|---|---|---|---|---|
| P (SS) | 78,000円 | 52,000円 | 32,000円 | 11,000円 |
| S | 53,000円 | 35,000円 | 23,000円 | 7,000円 |
| A | 41,000円 | 27,000円 | 18,000円 | 5,000円 |
②内窓設置

内窓設置はリーズナブルで断熱性能も向上させることができる工事の1つです。既存の窓を残した状態で、室内側に”2重窓”として内窓を設置します。窓リノベの多くで採用されている工事です。Sグレード(樹脂サッシペアガラス)が基本工事となります。ワンランク下のAグレード工事は2026年より補助金対象外となり、Sグレードが最低条件となります。
| 性能区分 | 特大 (4.0㎡以上) | 大 (2.8㎡以上〜4.0㎡未満) | 中 (1.6㎡以上〜2.8㎡未満) | 小 (0.2㎡以上〜1.6㎡未満) |
|---|---|---|---|---|
| P (SS) | 140,000円 | 89,000円 | 58,000円 | 36,000円 |
| S | 76,000円 | 52,000円 | 34,000円 | 22,000円 |
| A | 対象外 | 対象外 | 対象外 | 対象外 |
③外窓交換

外窓とは、住宅の外皮部分にある開口部の建具のうち、屋外から施錠できない建具を言います。外窓交換には2つの工法があり、工法によって補助金額が異なります。「カバー工法」とは既存窓のガラスを取り外し、既存窓枠の上から新たな窓枠を覆いかぶせて取付、複層ガラス等に交換する工事です。「はつり工法」とは既存窓のガラスおよび窓枠を取り外し、新たな窓枠を取付、複層ガラス等に交換する工事です。外壁塗装や間取り変更による窓位置の変更、小サイズ化など、外部工事を伴う場合は、はつり工法が有効的ですが、位置変更せずに入替を行う場合は、カバー工法をお勧めいたします。カバー工法のほうが、割高のため、補助金額も高額となっております。
| 性能区分 | 特大 (4.0㎡以上) | 大 (2.8㎡以上〜4.0㎡未満) | 中 (1.6㎡以上〜2.8㎡未満) | 小 (0.2㎡以上〜1.6㎡未満) |
|---|---|---|---|---|
| P (SS) | 239,000円(カバー) 194,000円(はつり) | 188,000円(カバー) 149,000円(はつり) | 138,000円(カバー) 110,000円(はつり) | 89,000円(カバー) 69,000円(はつり) |
| S | 156,000円(カバー) 117,000円(はつり) | 124,000円(カバー) 92,000円(はつり) | 92,000円(カバー) 68,000円(はつり) | 60,000円(カバー) 44,000円(はつり) |
| A | 116,000円(カバー) 86,000円(はつり) | 88,000円(カバー) 63,000円(はつり) | 66,000円(カバー) 48,000円(はつり) | 41,000円(カバー) 29,000円(はつり) |
④ドア交換

住宅の外皮部分にある下記後部に設置する建具のうち、外部から施錠ができる建具の事をドアとし、ドアの入替に関して補助金対象とします。玄関ドアや勝手口ドアが主な対象となります。ドアにもカバー工法、はつり工法に2種類の工法があり、外窓交換と同じ考え方となっています。窓工事と同一契約で工事を行うが必須条件となっていますので、単独での補助金申請は不可です。また、ドアに関しては、デザインが多様なため、同じシリーズ(高断熱ドア)であっても、グレードが下がったり、対象外となる場合があります。特にガラス窓の面積が大きいものは注意が必要です。
| 性能区分 | 特大 (4.0㎡以上) | 大 (2.8㎡以上〜4.0㎡未満) | 中 (1.6㎡以上〜2.8㎡未満) | 小 (0.2㎡以上〜1.6㎡未満) |
|---|---|---|---|---|
| P (SS) | 239,000円(カバー) 194,000円(はつり) | 188,000円(カバー) 149,000円(はつり) | 138,000円(カバー) 110,000円(はつり) | 89,000円(カバー) 69,000円(はつり) |
| S | 156,000円(カバー) 117,000円(はつり) | 124,000円(カバー) 92,000円(はつり) | 92,000円(カバー) 68,000円(はつり) | 60,000円(カバー) 44,000円(はつり) |
| A | 116,000円(カバー) 86,000円(はつり) | 88,000円(カバー) 63,000円(はつり) | 66,000円(カバー) 48,000円(はつり) | 41,000円(カバー) 29,000円(はつり) |
3.家の断熱性能があがり、暮らしがより快適になる。
窓は住まいの中でも、最も熱の出入りが大きい場所と言われています。居住の快適性に関係する4項目というものが定められております。断熱性、遮音性、防露性、日射熱取得性です。その中でも省エネに大きく寄与するのが断熱性です。
壁に比べて、窓は断熱性が劣る箇所といわれており、昔の住宅だとアルミサッシ、単板ガラスの場合は、ほとんど断熱性能が無く、風を防ぐ事はできていますが、ほぼ外にいる状態と言われています。またサッシの気密性も低いため、すきま風等で、より断熱性能が劣る場合もあります。これでは、冷暖房代もかかりますし、何より快適に過ごす事ができず、場合によっては、熱中症や寒さによる低体温による健康被害も懸念されます。
・家の中がぽかぽかになる
窓辺で冷やされた空気は下流へ流れ足元を冷やします。これをコールドドラフト現象と言います。
窓の断熱性能を上げる事で、冷えた空気を遮断する事ができ、家の中の底冷えを防ぐことができます。
・結露を少なくする
同じ温度、湿度でも窓の断熱性能が高いと、結露を少なくすることが可能です。結露はカビ、ダニや細菌の発生原因となり健康や住まいの耐久性に影響を与えます。結露を防ぐ事で、家族の健康、建物の長寿命化に貢献する事ができます。
・暑い夏を快適に過ごす
夏の室温は窓に大きく左右されます。近年の日本は東南アジアよりも暑く厳しい夏になっています。室内は熱がこもりやすく、熱中症が発生しやすい場所と言われています。また光熱費を気にしてクーラーを節約する方も多く、熱中症の原因になっています。高断熱窓には、日射熱をブロックする膜(LOW-E)と塗布されており、厳しい日射を軽減する事が可能です。また、断熱性能が改善され、エアコンの効きが良くなることで、光熱費の負担も軽減されます。
・冬の健康リスクを軽減する
住宅内での温度差がヒートショックの原因と言われています。特に冬場のヒートショックによる心肺停止は多く発生しています。断熱改修を行う事で、部屋間の温度差をなるべく小さくとどめる事ができます。健康リスクを軽減する事で、命を守り、健康に過ごし、医療費の削減にもつながります。
・光熱費の節約
高断熱窓はエアコン稼働を効率的に行う事ができるようになります。せっかく冷暖房で快適にした部屋の温度を、窓が原因で放出してしまいます。冷暖房は燃料費の高騰や、情勢によって大きく影響を受けます。高断熱窓の設置はイニシャルコストはかかりますが、設置すればそれ以上の維持費がかかる事はありません。目に見えてお得感を感じてもらえると思います。
4.面倒な申請手続きはプロにお任せ。申請の流れについて

申請手続きは、プロ(登録事業者)が行う事になっています。ですので、ややこしい手続きは一切必要ありません。ただし、工事前の写真撮影、工事後の写真撮影、申請用の納品書、性能証明書の提示など、手続き内容は煩雑ですので、慣れている業者で行う必要があります。(バルジでは2022年より専任スタッフにて申請作業を行っております。)
お客様のほうで、必要なのは、下記書類となります。
①請負契約書の締結
②先進的窓リノベ 利用規約への同意書記入
③身分証明書の提示(コピーの提出)
④必要に応じて、家に関する書類(登記、固定資産税決定通知書等)
補助金の交付までの流れ
・請負契約書の締結、規約の締結、身分証明書の提示
・着工前の写真撮影
・工事着工→完了
・工事後の写真撮影
・補助金申請
・補助金交付決定(2か月程度)
・補助金交付(決定から1~2か月後)→お客様の指定口座へ送金
5.他の補助金制度との併用
住宅省エネ2026キャンペーンとして実施されている、他の補助金制度も併用が可能です。
「みらいエコ住宅2026事業」、「給湯省エネ2026事業」など他の補助事業と対象箇所(設備)が重複しなければ、併用して補助を受ける事ができます。水回り、給湯器、断熱リフォームなどを同時にお考えの場合は、さらにお得に、理想の住まい、性能の向上を行う事が可能です。

https://mirai-eco2026.mlit.go.jp/

https://kyutou-shoene2026.meti.go.jp/
その他自治体が独自にやっている、移住者向けの補助金や、空き家バンクを活用した制度などに関しては、併用できる可能性がございます。詳細は自治体にお問い合わせください。
参考URL
1.バルジの窓改修工事 一部事例(リノベーションを含む)
住み継がれる古民家:https://re-bulge.jp/works/kominka/
中庭から光を取り込む:https://re-bulge.jp/works/renovation-2/
2.各種補助金ポータルサイト
住宅省エネキャンペーン2026 https://jutaku-shoene2026.mlit.go.jp/
先進的窓リノベ2026事業 https://window-renovation2026.env.go.jp/
みらいエコ住宅2026事業 https://mirai-eco2026.mlit.go.jp/
給湯省エネ2026事業 https://kyutou-shoene2026.meti.go.jp/
賃貸集合給湯省エネ2026事業 https://chintai-shoene2026.meti.go.jp/
※図表、一部資料はNotebookLM活用し作成しています。
ポイントまとめ
先進的窓リノベ2026事業とは?
リフォームで高断熱、高性能な窓を設置する際に使える補助金
交付申請は難しい?
申請はプロ(登録事業者)が行うので、お任せください。
リフォーム業者の選び方は?
申請手続きに慣れている事業者且つ、しっかり打合せ、工事を行ってくれる業者に依頼しましょう
まずは・・・
考えているリフォーム内容が、補助金が適用されるのか、工務店に問い合わせしてみましょう。

